1月17日 元気が出るLIVE!!オーラス

自分用メモ。今の感情を拙い言葉のまま記録したいと思います。

 

 



1月17日、元気が出るLIVEオーラス。私は何をみたのか、まだ分かっていません。大倉くんのいない6人だけで作り上げたオーラス。そこにあったのは、大人の、取り繕わないかっこつけない、情けなくてみっともなくて、それでも美しい必死な姿でした。

 

 


元気が出るLIVEは絶対にオーラスまで見届けようと思っていました。アルバムが好きでした。関ジャニ∞のパブリックイメージそのままを突き進む、関ジャニ∞らしい、元気をくれるアルバムが大好きでした。そしてそれをそのまま表したライブも、自然と大好きになりました。一杯入ろうと決めました。元気が出るLIVEを、このライブをやろうと決めた関ジャニ∞をたくさん見たい、そして、大阪オーラスで、やりきった姿を見届けたいと思いました。

 

 

 


オーラスに、大倉くんはいませんでした。

 

黒い服を着た、一人足りない関ジャニ∞が出てきて、私たちに聞きました。6人で、ライブをやっていいですか、と。僕たちの心は固まった。あとはファンの皆さんに決めてほしい、と。


どこからともなく拍手が聞こえてきました。それは段々と盛大な拍手になっていきました。大きな大きな拍手でした。

私は手を叩くことが出来ずに、ただ呆然と、6人と、4万5千人を見つめていました。
大倉くんがいないのに?
この言葉以外、見つかりませんでした。だって大倉くんがいない。大倉くんがいないんだよ。私は、大倉くんがいないとライブが出来ない、と危惧していたわけではなく、大倉くんがいないままライブをやる関ジャニ∞を見たくなかったのだと思います。「今日は中止して、大倉が回復したら振替公演をやります。」って、言ってほしい。そう感じたのは、はっきり覚えています。他の観客の都合とか、チケットとかお金とか全く一切考えていなかった、ただ7人でオーラスを迎えてほしい、それだけでした。

 

 

 



大倉くんがいないままライブをすることが決まりました。6人が捌けていって、会場がザワつくなかで、おいてけぼりのような感情を抱きました。何も言えないまま、ぽつんと、突っ立っていました。受け入れることができなかった。6人の決めた結論を、私は受け止められなかった。涙が溢れだしました。なんの涙なのかは分かりませんでした。ただ、全く止まらなくなって、顔を両手で覆いました。どうすればいいか分からなくなっていました。


荷物を持って帰る人たちが見えました。今でもその人たちを否定しようとは全く思えません。大好きな人がライブにいなくて、しかも急病で、そんななか楽しむなんてできない、という気持ちは、否定することは出来ません。

 

 


一人足りない中継の円陣。村上くんが混ぜてくれました。そして出てきたキングオブ男。大倉くんのスペースの空いた、大好きな人たちの背中。ペンライトは振れなかった。夢にまでみたオーラス、全力で7人を迎えてあげよう、おかえりって言ってあげようと思って、大阪初日に新調したタンバリンペンラは、大きくてゴツくて愛しいはずの、それでも6つしかない背中には、振れませんでした。


へそまがりで大倉くんのハモりのないパートを歌う亮ちゃんは、笑っていました。がむしゃらでセンステにいないまるちゃんは今までで一番、がむしゃらに煽っていました。「そんなもんか!」と、叫んでいました。
からっぽのドラムセットは、あまりにも切なかったです。たぶん、からっぽのドラムセットを見たときが、一番ひどい感情でした。ショックな光景でした。後ろで自分の場所を守る三人の並びが好きでした。みんなが大倉くんを軸にしている、頼りにしていると分かる瞬間が好きでした。バンドはバラバラだと感じました。いつ止まるか分からない、脆くて危なっかしいバンドでした。寂しかった。大倉くんがいなくて寂しかったです。こんなもんじゃないって悔しかったです。悔しくてかなしくて寂しくて、いたたまれなかったです。

それでも6人は、最後までやりきりました。ヘブンリが終わったとき、みんなの顔から緊張の色がスッとなくなりました。もちろん完全にではありません。けれど、確かに安堵の表情が見えました。みんな大倉くんのいないバンドは怖かったんだな、そう感じました。

 


そこからはあまり覚えていません。いつからか楽しくなりました。大倉くんがいないことは相変わらず寂しかったのですが、それを逆手にとって、みんながみんな、それぞれの遣り方で笑わせてくれました。元気付けてくれました。大倉くんのうちわ(満面の笑み)をもってはしゃぎまくるすばるくんまるちゃん安田くん錦戸くん。MCでこれでもかというくらいにネタにする村上くん。それに爆笑するみんな。横山くんは静かに見守っていました。マイストアで、振りを微塵も覚えていないくせにステージに出てきて場を散らかすすばるくん。

そう、すばるくんは、今思うと、本当によく笑ってよく動いていました。
強いなー、とそのときは思ったんです。臨機応変、急病まで笑いに変える関ジャニ∞は強いな、と。
でも、違ったんです。
違いました。
侍唄前の、すばるくんのMC。この調子で、大変なことあったけど、これからもよろしく、という旨の言葉を力強く伝えてくれるのだと思いました。でも、すばるくんは、「辛い思いをした人もおると思うけど」と言ったまま、泣いてしまいました。プツンと糸が切れたように、上を向いて、しばらく黙ったまま滝のように涙を溢しました。しんと静まり返った会場に、34歳の、大人の男の泣き声だけが響いていました。
「ごめんなさいね。」すばるくんは泣きながら、必死に涙を拭きながら言いました。泣いてしまってごめんなさい。こんな姿を晒してしまってごめんなさい。オーラスに6人でごめんなさい。
大倉に会わせることができなくて、ごめんなさい。

 


もうすばるくんの挨拶は、あとは聞いているようで聞いていなかったようなものです。

ごめんなさいって、そう思いながら、ずっと、この二時間半、あんなにニコニコしながら、からっぽのドラムセットの前で歌いながら、大倉くんのうちわを振りながら、微塵も分からないダンスをしながら、ずっとそう思っていたのかもしれない、そう考えると、胸が苦しくて、痛くて痛くて、いとしくて、涙が出ました。

 


すごいものをみたような気がしました。本当にすごかった。6人でやり遂げた。未完成だったけど、それでもやった。大倉くんのいない穴を埋めようとはせず、代わりをしようとはせず、やっぱり大倉が必要なのだと、困ったような笑顔で訴えながら、彼らにしかできない方法で、彼らにしか考え付かない、関ジャニ∞らしい方法で、その場にいるファンに、元気と笑顔をくれた。ただただがむしゃらに、元気を届けてくれた。葬式のような会場が、終わる頃には笑顔で溢れていました。こんなに笑顔が絶えない公演になるなんて、黒い服の6人が事情を説明したときに、誰が考え付いたかな。惜しげもなく笑顔と涙をさらして、クールなかっこつけの欠片もなく、ひたすら二時間半元気を振りまいた、あれが元気が出るLIVEじゃなくてなんだというのか。奇跡をみたような気がしました。

 

 


でも、私はやっぱり、7人揃ったオーラスが見たかったよ。どれだけすごい公演でも、一生に一回しかない経験でも、それでも、大好きだった元気が出るLIVEのオーラスを7人で迎えてほしかった。最後の勝手に仕上がれで完全燃焼したかった。燃え付き症候群で放心状態で侍唄を聴きたかった。Wアンコもウキウキしたかった。
7人揃ったオーラスの勝手に仕上がれは、どんなに熱いものでしたか。7人で14回目の勝手に仕上がれを終えたとき、すばるくんはどんな顔をして何を伝えてくれましたか。どんな夢や、希望や、願いや、不満や、未来を、語ってくれましたか。関ジャニ∞は、元気が出るLIVEを、どうやって締め括ってくれましたか。それが聞けなかったのは、やっぱり悔しいです。悔しくて悔しくて、やりきれません。
それが、感想です。私は、悔しいに楽しかったは勝らなかった。悔しい。

 

 

 



でも、ちゃんと楽しかったです。6人がくれた笑顔と勇気は、ちゃんと届きました。ちゃんと笑えたよ。ペンラも、いつのまにか振り回してたよ。ありがとう。

すばるくん、すばるくんのあの笑顔、大倉くんのうちわを持ってステージや花道で手を振って走り回っていた姿、震えつつも力強かった歌、マイストアやKINGでの幸せをくれたとんちんかんなダンス、涙、慟哭。忘れません。関ジャニ∞というグループを、関ジャニ∞のファンを必死に守ろうとしてくれたすばるくん。自分だって大倉くんがいなくて怖くて不安で、だけど、そんなの全部後回しで、何よりも、ファンのことを気遣って、守ろうとしてくれた優しい優しいすばるくん。すばるくんは、アイドルだなあと、はじめて思いました。アイドルです!と訴える姿の何倍も、大倉くんのうちわを持つあの姿にアイドルを感じました。命を懸けている姿をみました。すばるくん。ありがとう。

一歩引いて冷静に見守ってくれた横山くん。ずっとずっと笑顔を絶やさず、あったかい安心をくれたまるちゃん。めちゃくちゃだったバンドを、それでも堂々としたギターで引っ張ってくれた、地に足をつけていつもとかわらないパフォーマンスをしてくれた安田くん。代わりのいない大倉くんのパートを担当してくれた、一番最初に替え歌をして会場の雰囲気を変えてくれた、大倉くんのファンに拍手をさせてくれた錦戸くん。ありがとう。


村上くん、村上くん。大好きな村上くん。村上くんが、一番最初に喋ってくれました。みんなと変わらず怖かったはずなのに、落ち着いた、しっかりした声で、事実を伝えてくれました。侍唄の最後を、一人で弾いてくれました。大倉くんのように、よこちゃんとアイコンタクトをして、ウィンドチャイムを促してくれました。楽しめ、もっと、楽しめ!って何回も言ってくれました。「最終日に揃わないとこ、関ジャニ∞っぽいでしょ」、って笑ってる村上くんを見て、笑っていいのかなって思えました。大倉くんもファンも傷付かない絶妙なラインで、笑いに変えてくれました。"今日、この場に入ることのできなかった大切なエイター"に拍手した村上くん。今日のことがあって、色んな思いをする人たちがいることも、ちゃんと分かってるんだなって思いました。強くて優しい村上くん。ありがとう。村上くんありがとうね。

 


大倉くん。大倉くんがいなくて、寂しかったしかなしかったから、早く元気になって、大倉くんは悪くないんだから、誰も悪くないんだから、謝らなくていいから、戻ってきて、いっぱいおいしいもの食べてください。
大倉くんのことを思ってこんなに泣いたのははじめてです。村上くん以外を思って泣いたの自体はじめてです。私は私が思ってた以上に、関ジャニ∞7人、みんなが好きでした。

倉子ちゃん。大好きでした。かわいくて可憐で凛としていて、踊る倉子ちゃんは綺麗で、毎公演楽しませてくれる、一番のエンターテイナーだったね。倉子ちゃんにありがとうを言いたかったです。倉子ちゃんが大好きだったから。憎まれ役のままいなくなった倉子ちゃん。倉子ちゃんがいなくて、みんな、寂しそうでした。思えば、あの公演で、倉子ちゃんが、大倉くんがいないとダメだとはっきり弱音を言ったのは、あれが最初で最後でした。倉子ちゃんありがとう。またいつか会いたいです。倉子ちゃんバイバイ。

 

 


7人のオーラスがみたかったけど、悔しくて、寂しくて、自分でもびっくりするくらい泣いて、泣きじゃくって、笑って、泣いて、笑って、関ジャニ∞が大好きになりました。
でも、やっぱり7人のオーラスが見たかったから、次はちゃんと7人で大阪に帰ってきて、7人でライブ納めをしてください。大倉くんの方を向いて、7人で最後の音を決めてください。
よろしくね。