一年後とかに見て自分で笑う用の備忘録

2018年になった。あけましておめでとうございます。

ぜんぶ2017年へ置いてこれた気がする、ので、少しだけ書いておきたい。
来たる1月26日は褒めちぎるだけにしたいので、これでこの件は一区切り。
いやつらかった。でも、やっぱり好きです。これが結論。
今から書くのはもう呪詛じゃない。2017年の思い出の話で、自己中で身勝手なオタクの独り言です。
10月に出た某誌の件について触れます。お名前などは出していませんが、お気を悪くする方もいらっしゃると思うので、閲覧は自己責任でお願い致します。







一般論、普遍的な話ではなくて、私が感じたことの話です。全部主語は「私」。
私があの件で、彼のしたことは間違いだと思ったという話。





あのときは傷付いた。
撮られたことももちろんショックだった。わりと恋愛枠で彼を見ていたし。もう完璧な失恋。でも、それだけじゃない。というかもう、これは仕方ない。ね。男だし、人間だから。むしろ、撮られたことなんて今回のことにおいてまじで宇宙の塵レベルで些細なことだ。

とりあえず、SNSの海で色んな意見を見た。
もう35歳なんだから女がいるのは当たり前だとか、何があっても味方なのがジャニオタじゃないのかとか、そういうくだらないやつから今回のことでみっともなくブチ切れてた私に対するものだろうな、という意見まで。共感することはあったが、私の心に安寧をもたらす有益な意見は最後まで目にすることはなかった。



私は彼を嘘つきだと言った。で、それは今も思っている。
何をもって嘘というか。これは結構たくさんの人から指摘されたけど、週刊誌やワイドショー、相手の発言と比べてのことではない。彼自身の発言同士に矛盾が生じていた。それを嘘と呼んだ。私はそれだけが本当に辛くて悲しかった。

アイドルとかタレントに限らず、生きていて嘘をつくべきとき、つかねばならないときって結構ある。私でさえそうなのだから、芸能人である彼はなおのことそうだと思う。

でも、今回のはつくべき嘘じゃなかったよ。言わなくてもいいことだった。って、私は思ったんです。私は。





私は彼が大好きで、彼が大好きだからテレビも見てラジオも欠かさず聞いていた。特に深夜の一人ラジオなんかは彼のファンが視聴者のほとんどを占めるような、そんな優しい大切な場所で、彼はほぼ一ヶ月間に渡り恋愛に興味がない、週刊誌に張られているがやましいことなど何もない、と、しつこいくらい言っていた。
某番組でも自ら共演者に話題を振った。最近記者に張られてんねんと。「何もないのに」と。そして、いざ撮られたらあの発言などなかったかのように、笑いを取る方向にシフトして詳細まで言及して。

言い方は悪いけどどうせ撮られるなら、パッと出て、それで終わりの方が全然マシだ。あとから徐々にボロボロ嘘が分かっていくより、一回の花火で終わった方がよっぽど。
撮られたと分かっていたのかなんなのか知らないが、台風の前に窓をガムテープで目張りするみたく、記事に備えてテレビもラジオも必要のない"嘘"で塗り固めていった。それが後からわかった。今までのは嘘だった。共演者まで巻き込んだ。


ラジオで彼がネタにしたとき、これが彼の出した結論なのだと思ってちょっと楽になった。触れていいことなのだと。そうやってネタにして笑いに変えて片付けるのだ。彼らしいなと。相手の発言とか色々あったけど、もう、彼の言葉だけ、それだけ聞いていようと思った。

それで、あの日。某番組での否定、そこから畳み掛ける怒涛の発言の数々。誰から促されたわけでもない、紛れもない彼発信の言葉。あの日私はきっと一瞬死んだのだと思う。否定はまあ良かった。問題はその次だ。今までせかせか張ってきた伏線を最悪の形で回収するもので、あの発言でパーン!と頭の中で何かが弾けてわけがわからなくなって、テレビを消した。号泣しながら友達に電話をして、そのあと3時間くらいヤンマーちゃんのアイスクリームをひたすら見たりして、あのときほど私このまま死ぬんや...と思ったことはない。

なんか...ダサかった。うん。それが一番嫌だったかな。世界一格好良いと思っている男の人が好奇の目に晒され、テンパる姿をダサいと思ってしまった。すぐバレていく嘘をつかなければならないほど追い詰められているダサい姿が、嫌だった。自分でついた嘘の処理を出来ない、しないのも嫌だった。身勝手でわがままなオタクですよね。自分でも思う。



スルー決め込んでればすぐ忘れ去られるレベルの出来の悪いガバガバな記事だった。でも彼の発言によって裏が取れて、炎は大きくなってしまった。彼の発言によって以前までの発言との間に齟齬が生じて、私が傷付いた。



一連の言動の真意はなんだったのだろう。真意などあったのだろうか。

ラジオでの伏線は、優しさかもしれない。彼は真面目だから、自分に与えられた役割を一生懸命考えたのかもしれない。どうするのが正解なのか、誰の顔色を伺えばいいのか。撮られて出るまでずっと考えて、最適解を探していたのかもしれない。それで、優しいから、私たちを出来るだけ安心させたいと思ったのかもしれない。
あの番組での発言はちょっと謎すぎて分からない。私が推してるぶっとび論として、相手方が彼と同じマンションのなんらかの良くないお相手と逢瀬を交わしていて、彼は身代わりとして撮られたというものだ。否定すれば真の逢瀬相手を探され、辿り着かれる。だから彼はわざわざ肯定のようなものをした。だってそうでもなければ、沈静化しつつあった事を大きくする理由がない。うん。これだ。我ながらわりと理に適ってると思う。

とにかく少なくとも私が知っていた、以前の(あえてこう言う)アイドルらしい彼だったら絶対に言わないことを、彼は言った。
まあ今となっては考えても意味はない。対象は現象の起こる理由が決まっている科学じゃなくて、生きる人間なので。


私は彼の言動に対し、最近はわりとなんでも許容できるようになった気がしていた。数年前まで「アイドルの自覚を持って。自分が格好良いって自覚して。」と、死ぬほど上から目線の考えを持っていたけど、でもあの人って、本当はしっかりアイドルとしての自分の意識を確立してる人だった。それは確か。自分が格好良いことも職業がアイドルなことも、アイドルである自分を求めている人がいることもしっかり分かっている人。で、最近はそれをファンに然るべき場でちゃんと伝えてくれるから。
だから、大丈夫って思ってた。どれだけ金持ちキャラや腹黒キャラ、ファンの人数、顔のこととかで弄られても自らネタにしても、かわいかったおねえちゃんやキャバクラとかの話しても、別に何も思わなかった。分かった気になっていた。彼は、アイドルとしての最後の矜持のような部分だけは守ってくれるんだって、バカみたいに信じてた。

それがダメでした。心の敗因。結局それだって、たかが他人に対する上から目線の、根拠のない、信頼とは名ばかりのただの偏見だった。「アイドルと自覚してない」並みにくだらない偏見。神話のようなものだった。
彼も人間で、私も人間。彼はテンパるし私は傷付く。絶対なんてない。人間は予想出来ない。それが今回学んだこと。

考えたら考えるほどつらくなって、ああ、恋してたんだなぁ...って自覚した。恋だった。失恋だった。そして失望だった。自分のなかのあの人像から外れた行動をあの人がとって、勝手に失望した。勝手に傷付いて罵った。あんなに好きだったのに。私って結構浅はかで酷いやつなんだなと思ったり。
とにかく全部に絶対など言い切れないと思った。今までのことを思い出して寂しくなったりした。











そして、やっぱりそれでも忘れられなかったものって結構あった。



めちゃくちゃ傷付いて、もう知らんわと思って、嘘を付かれたラジオを聞くのもやめた。彼から一旦離れたらメンバーの魅力的な部分がたくさん見えだして、本当に支えられた。一瞬箱推し状態になって、それはそれで楽しかった。
でも、でもでも、でも、でもね、やっぱり彼が大好きだった。顔が好き。メッチャ格好良い。声もセクシーだし体は最高だし。笑顔がかわいい。仕事ぶりが格好良い。そして、今までしてきてくれた色んなことに思いを馳せた。彼を追ってきた日々はキラキラして、幸せだったし楽しかった。彼は世界一のアイドルだと信じて疑わない、色んなことがあった。それは彼自身の意識がどうこうではなく、事実としての話だ。彼の言葉や行動で救われた瞬間って、数え切れないくらいあった。
うん。やっぱり好きだ。っていうのを、ItoUの時に感じました。あれで吹っ切れたかな〜。まず彼の有無を言わさない顔面の実力。あらまー、こら負けたわ、と思った。そして次々思い浮かぶ思い出。もう信じられないくらい酷いことされたという自己中な被害者意識は全然あるんだけど、それを上回るくらい、あの人は格好良くて優しいアイドルだって私知ってるし、もういいやってなった。
本当はずっと分かってたけど、それで許すってなんか負けた気になるから、意地を張っていたのかも。
ああでも、勝つ負ける許す許さないじゃない。誰が悪くて誰が上とかない。整理とか一生つかない。好きだからしょうがない。ただの勝手なオタクの一方的な思いなんだから、どうだってよくて、混沌としてていいんですよ。
まあまあ笑えるようになった。全然笑えることじゃないけど、引き攣りながらも笑えるようになった。まだまだ朝のアレも昼のアレも見れないし、LINEニュースとかで名前を見るたびに絶叫する癖は抜けないけど。それくらいいいよね!



私が傷付いたのなんてそれこそ宇宙の塵レベルのこと。

アイドルって、ずっと受け身で笑ってるんですよ。アイドル側が閉ざすことはない。オタクは好き放題言って勝手に離れていくのに、何も言わずにずっと笑ってそこに居てくれるんです。なんて健気で切ない存在なのだろう。あの人もそうだった。私がブチギレている間も、手を抜くことなく変わらず仕事をこなして元気にテレビとラジオして、歌番組でもちゃんとキラキラして、いくつか新しい仕事もとってきて、ずっと笑ってくれていました。
で、ItoUで「もう愛してくれないから」って歌う彼を見て、初めて、悪いことしたなと思った。ごめんねって。取り返しのつかない裏切りをした気分になった。何があってもずっと変わらず笑顔と元気をくれていたのにね。まあ私は何も悪いことはしていないつもりだけど(此の期に及んで悪態をつくクソ)、でも、ごめんね、って言いたくなりました。
ごめん。酷いことたくさん言ってごめんね。嘘つきって言ってごめんね。味方でいてあげられなくてごめんね。勝手なオタクでごめんね。愛してるよ。大好きだよ。やっぱりずっと大好きだよ。


と、いう気持ちで2017年を終えました。


そして、2018年元旦、カウコンで、テッカテカの鬼男前な顔面で、日本のイケメントップ100人と全ジャニオタの前で漫談ラップを披露して、日本中の初笑いをかっさらったあの人を見て、あ〜やっぱり世界一の男やなって、笑いながら泣いたという話です。




これからアイドルを推そうかなと迷ってる人は、顔が好きな人を選びましょう。少しのことなら顔面力がカバーします。顔が良いからしょうがない。顔は事実。顔は正義。







今回の件ではSNSではなく、友人と話すことが多かった。私の友人は聡明な人たちばかりで、いくつか今後の応援の指針となるようなアドバイスをくれた。
あなたはただのオタクなのだから、彼にとって大勢のうちの一人だから、あなたがどう思おうが彼には取るに足らないことだから、あなたの好きなように解釈すればいい。どれだけ勝手だろうが信じたいことを信じればいい。
迷惑を掛けなければ好きの形など自由だ。日常を彩るためにアイドルを応援しているのに、見たくないものを見て日常が辛くなったら、本末転倒ではないか。

そう思う。そう思ったら楽になった。
信じたいものを信じる勝手なファンでいようと思った。これからも好きでい続けたいという勝手な理由で。


これに尽きる。

私ってわりとナイーブなのでこういうスキャンダルは絶対にダメな人だと思っていて、もし彼にそういうことがあった場合には耐えられない、最悪の場合死くらいは前々から自覚していたけど、記事が出るよりもヤバイ状況になってなおなんとか生きている。生きるどころか変わらず活動を追って録画も続けてい舞台にも応募した。落ちたけど。人って思ったより強い。


家で友人と電話をしていた際、私の家の最寄の踏切の音が友人に聞こえて「早まらんで!!」と言われたのは結構オモロイ。

こんな私のうんこみたいな愚痴を電話や居酒屋で長々聞いてくれた、優しいことばをかけてくれた数々の友人に、素敵なことがありますように。